武の言葉2

2022-05-05

丹田(たんでん)

古来より、人体の“気を練る”場所として知られています。一般に丹田というと、へそ下三寸のところの『臍下丹田』のことを指します。

三宅委員長が総本部で、大山総裁が仰っていた言葉を引用いたします。

『空手の呼吸法は、禅の呼吸法、ヨガの呼吸法、道教の調息法と同じ、腹式呼吸法であり、道場の空突き、空蹴りも、すべて呼吸を大切にし、丹田に力がこもるようにしてトレーニングする。丹田が錬磨されれば、それだけ、精神と肉体の一致が計られ、肉体と意志がともに強くなる。
とくに空手の場合は、瞬間の打撃や速い動きに、いつも身体と精神を順応させねばならないので、丹田の強化はとくに必要であり、また逆に空手の激しい動きは、丹田強化法としてきわめて効果的である。』